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眼科は午前の受付は11時まで、午後は予約制です(月曜午後と火曜は休診)。

糖尿病

糖尿病

糖尿病について

糖尿病は、血液中のブドウ糖(血糖)の濃度が慢性的に高くなる病気です。

私たちの体は、食事から摂取した糖質をブドウ糖に分解し、エネルギー源として利用しています。このブドウ糖を細胞に取り込む際に必要となるのが、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンです。

糖尿病は、このインスリンの分泌量が不足したり、働きが悪くなったりすることで発症します。
血糖値が高い状態が続くと、全身の血管や神経にダメージを与え、脳、眼、心臓、腎臓などさまざまな臓器に合併症を引き起こす可能性があります。

当院では、患者様一人ひとりに合わせた生活習慣病管理を行い、糖尿病の早期発見と適切な治療をサポートしています。

糖尿病の症状

糖尿病は初期段階では自覚症状がほとんどないことが特徴です。
しかし、血糖値が高い状態が続くと、以下のような症状が現れることがあります。

  • のどの渇きと多飲
  • 頻尿と多尿
  • 体重減少
  • 疲れやすさ・だるさ
  • 目のかすみや視力低下
  • 手足のしびれやこむら返り(足がつる)
  • 傷が治りにくい
  • 皮膚の乾燥やかゆみ

糖尿病の原因

糖尿病は、主に1型糖尿病と2型糖尿病に分類され、それぞれ原因が異なります。

1型糖尿病の原因

1型糖尿病は、膵臓のインスリンを作る細胞が破壊されることで発症します。

原因は、遺伝的な体質にウイルス感染などの環境要因が加わり、免疫の異常が起こることで発症すると考えられています。その結果、免疫が誤って膵臓のβ細胞を攻撃し、インスリンがほとんど作れなくなります。

1型糖尿病は食べすぎや運動不足、甘いものの摂りすぎが原因ではありません。
年齢や生活習慣に関係なく、誰にでも起こる可能性があります。
治療にはインスリン補充が不可欠ですが、適切な治療を続けることで、日常生活や仕事、運動もこれまで通り行うことが可能です。

2型糖尿病の原因

2型糖尿病は、日本人の糖尿病患者の約9割を占めます。以下のような複数の要因が関係しています。

遺伝的要因

  • 家族に糖尿病の方がいると、発症リスクが高くなります
  • 体質的にインスリンの分泌が少ない場合があります

生活習慣の要因

  • 食べ過ぎや高カロリー食、糖質の過剰摂取
  • 運動不足による肥満
  • 過度のストレス
  • 喫煙や過度の飲酒

加齢

  • 年齢とともに膵臓の機能が低下し、インスリンの分泌量が減少します

糖尿病の検査

血液検査

血糖値検査

  • 空腹時血糖値
    朝食前の空腹状態で測定します
  • 随時血糖値
    食事時間に関係なく測定します
  • ブドウ糖負荷試験
    糖尿病の確定診断に用いられます

HbA1c検査

  • 過去1から2か月間の平均血糖値を反映します
  • 糖尿病の診断だけでなく、治療効果の判定にも重要です

その他の血液検査

  • 肝機能や腎機能の評価
  • コレステロールや中性脂肪の測定
  • 糖尿病の合併症の早期発見に役立ちます

尿検査

尿中の糖や蛋白の有無を調べます。
腎臓の機能低下や糖尿病性腎症の早期発見につながります。

合併症の検査

眼科検査

  • 糖尿病性網膜症のチェック(当院眼科で対応可能)

神経学的検査

  • 手足のしびれや感覚異常の評価

糖尿病の治療

糖尿病の治療は、血糖値を適切にコントロールし、合併症を予防することが目的です。

食事療法

糖尿病治療の基本となります。適切なカロリー摂取と栄養バランスの取れた食事が重要です。

  • 1日の摂取カロリーを適正に保つ
  • 野菜を多く摂り、食物繊維を十分に取る
  • 規則正しい食事時間を心がける
  • 糖質の過剰摂取を避ける

運動療法

適度な運動は、インスリンの働きを改善し、血糖値を下げる効果があります。

  • ウォーキングなどの有酸素運動
  • 週3回以上、1回30分程度が目安
  • 無理のない範囲で継続することが大切

薬物療法

食事療法や運動療法だけでは血糖コントロールが不十分な場合に、薬物療法を行います。
現在は、血糖を下げるだけでなく、体重増加を抑えたり、心臓や腎臓を守る効果をもつ薬もあります。

  • インスリンの働きを改善する薬
  • インスリンの分泌を促す薬
    膵臓からインスリンが出やすくなります
  • インスリンの働きを良くする薬
    体の中でインスリンが効きやすくなります
  • 糖の吸収を遅らせる薬
    食後の血糖上昇をゆるやかにします
  • SGLT2阻害薬
    余分な糖を尿から出す薬で、体重減少や心不全・腎臓病の予防効果も期待されます
  • GLP-1受容体作動薬 / GIP・GLP-1受容体作動薬
    食後のインスリン分泌を助け、食欲を抑え、体重減少効果があります
    心血管病リスクの低下も報告されています

インスリン注射

  • 1型糖尿病や、進行した2型糖尿病では必要になります
  • 不足しているインスリンを体に補う治療です

よくある質問

糖尿病は完治しますか?

現在の医学では、糖尿病を完全に治すことは難しいとされています。
ただし、適切な治療と生活習慣の改善により、血糖値を良好にコントロールし、病状を安定した状態(寛解)に保つことは可能です。良好な血糖コントロールを維持することで、健康な方とほぼ変わらない生活を送ることができます。

糖尿病は遺伝しますか?

2型糖尿病は、遺伝的な体質に生活習慣が加わって発症する病気で、ご家族に糖尿病の方がいる場合、発症リスクは高くなります。
ただし、食事や運動などの生活習慣を整えることで、発症を予防・遅らせることが可能です。

一方、1型糖尿病は、自己免疫の異常により膵臓のインスリン分泌細胞が破壊されることで発症します。
遺伝的な素因は関与しますが、家族内発症はまれで、生活習慣が原因ではありません。

糖尿病は食べてはいけない食品はありますか?

基本的に「絶対に食べてはいけない食品」はありません。大切なのは、適切なカロリー量と栄養バランスを意識することです。
ただし、甘いお菓子や清涼飲料水、脂肪の多い料理、炭水化物のとり過ぎは血糖値を急に上げやすいため、量や頻度、食べ方に注意が必要です。

血糖値は、砂糖だけでなく、ごはん・パン・麺類などの炭水化物全体や、食事量(総カロリー)、体重の増減にも影響されます。そのため、「何を食べるか」だけでなく、「どれくらい食べるか」も重要です。

体重増加はインスリンの効きを悪くするため、適正体重(BMI22前後)を目標にした体重管理が、糖尿病の改善につながります。

1日のカロリー目安
標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22
1日の目安カロリー=標準体重 × 25~30 kcal(活動量)
(活動量別の目安:デスクワーク中心×25、立ち仕事・活動量多い×30)
※年齢、体調、合併症により調整が必要です。

どのくらいの頻度で通院が必要ですか?

血糖コントロールの状態や治療内容によって異なりますが、多くの方では月に1回程度の通院が一般的です。
ただし、血糖値が不安定な場合や、治療内容を変更した直後、低血糖のリスクがある場合などは、より頻繁な通院が必要になることがあります。